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循環の森の萌芽更新の観察と整備
里山クラブ今年最後の定例会は、町有林で萌芽更新の観察と整備活動を行いました。




12月とは思えない暖かい日差しが降り注ぐ町有林に、
いつもの面々が集まってきました。

よく見ると新会員の田中さんも野見山さんも頭にヘルメットを着用していますね。
二人とも装備も充実してきて、だいぶ里山クラブの会員らしくなってきました。

それにしても今日はまるで春のような暖かさ。
会長も冒頭の挨拶で近所のロウバイが咲いたというお話をされていましたが、
これも地球温暖化の影響でしょうか?





佐藤会長が指し示しているのは先月伐採を行った町有林の斜面。
今日のミッションはこの斜面の萌芽更新の観察と整備活動です。


萌芽更新とは…?

萌芽が活発な広葉樹を伐採した翌年には、
根株からびっしりと休眠していた芽が萌芽し、
生育を始める。これが成長して新たな森林を作るのを期待するのが萌芽更新である。


<wikipediaより抜粋>


かつて人間の活動と密接な関係にあった里山の森林。
人間が里山から薪などの資源を得る代わりに、萌芽更新で里山の環境を整備していました。
その里山整備の技術や知恵を継承していくのも、里山クラブの大事な使命なのです。





作業に入る前に、萌芽更新の作業手順を説明する輪湖先生。

萌芽更新では、主にコナラなどの広葉樹を残し、その他の雑木を
伐採して、広葉樹の生育に良い環境を作ります。





輪湖先生の説明を熱心に聞く、里山学校の生徒さん達。







「たまりんど」の平山さんもがんばってますね!






志方棟梁も真剣に作業中。







今回、初参加の新会員の横田さんが軽トラから何やら、キャタピラ付きの
マシンを降ろしています。これは一体何でしょう?







これが新兵器「ウッドチッパー」
伐採した枝を粉砕してチップにしてしまうマシンなのです!
そして粉砕したチップは畑の堆肥になるという、なかなかのスグレモノ。

この新兵器に、毛利さんも富取さんも興味津々のご様子。






これは鈴木治美さん達が見つけた、謎の樹。
何が謎なのかと言うと、コナラの幹から生えてきている枝に
なっているのは、どうみてもクヌギの実…。一体この樹は何でしょう?







これにはさすがの佐藤会長も「面妖な…」と首をかしげるばかりでした。








そうこうしている内に、横田さんのウッドチッパーは準備が整ったようで
運転を開始しました。

このようにマシンに枝を入れると…






粉砕されてチップになった木が、マシンの反対側にある口から
勢いよく吹き出してきて、あっという間に軽トラに荷台に溜まって
いきました。







これが粉砕されて出来たウッドチップです。







ここからはウッドチッパーがフル回転で、今日伐採した枝や木を
次々にチップにしていきました。






一方、山の上の方では鈴木さんが一人で黙々と何やら作業中。
「鈴木さーん、一体何をしているんですかー?」







「先月伐採した樹の年輪を調べていたんだよ、ほら、この樹は樹齢が40年だね。」

見て下さい、この切り株に書かれた文字を!
切り株からこれだけの情報を読み取るとは、さすが学究肌の鈴木さんです。







萌芽更新の作業も終わり、横田さんにウッドチッパーの説明を
してもらいました。






今日伐採した樹や枝だけでも、これだけのチップが作れました。
これを畑に撒けば、正に森林資源の有効活用ですね。







佐藤会長の後ろにある斜面が、今日整備活動を行った斜面です。
すっきりさっぱりしてとても綺麗になっていますね。






そして、最後に今回から初参加の新会員の横田さんの自己紹介です。
横田さんは、青山で農家をされていて、かつてお父さんが里山クラブ
に参加していた事もあり、佐藤会長とも旧知の仲だったそうです。

里山クラブ期待の新人、横田さんこれからもよろしくお願いします!


また若い人材が里山クラブに加わって、里山クラブもどんどん活性化
していますね、来年以降の活動がとても楽しみです!。


これで里山クラブの2015年の活動は終わりました。
皆さん、また来年よろしくお願いします!




<本日のおまけ>



町有林の山のてっぺんに突如現れた、謎の輪っか。
一体これは何ですか?








実はこれ、野口さんお手製の「茅の輪くぐり」なんです。
輪湖さんの小屋の前に、ちょっとした遊び心で作ってみたとの事。
それにしてもとても良く出来ています!野口さん本当に器用ですね。


皆さんも、無病息災を祈って、この「茅の輪くぐり」をしてみては
いかがでしょうか?
 
author:satoyamaclub, category:町有林, 14:41
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Comment
コナラの枝についているクヌギの実みたいなものは、「コナラメイガフシ」という虫こぶのようです。
鈴木, 2015/12/27 5:24 PM
鈴木さん、謎の木に関する考察ありがとうございます。
なるほど「コナラメイガフシ」の虫こぶの可能性もあるのですね。

この謎の木に関して、野見山さんからも調査レポートが寄せられていまして、
「ミズナラとカシワの形質を受け継いだ天然の種間雑種」ではないか?との
考察がなされていました。

いずれにしても、この謎の木については、更なる調査が必要かも知れませんね。


それにしても「虫こぶ」も「種間雑種」も初めて聞く言葉で、びっくりです。
皆さんの知識には、本当にただただ敬服するばかりです。
k-san, 2015/12/28 7:18 PM